ヤンマー「16NHL-ETP」をD点検しました
2021年03月04日

2021年3月4日(木)に東京都町田市内で、ヤンマー「16NHL-ETP×1750kVA」をD点検しました。この発電機は製造から4年が経過していますが、今回が初めてのD点検です。

16NHL-ETP

非常用発電機は、点検以外で運転する事が稀なので、多くの人は「使っていないから、何年経っても新品みたい」と考えがちですが、それでも経年劣化する消耗品があります。その代表例が「潤滑油」です。潤滑油は本来、毎年交換が望ましいのです。潤滑油をしっかり管理(交換)していれば、エンジンを痛める危険が減り、安心して永く使い続けられます。

しかし、この大きなエンジンの潤滑油容量は365Lもあり、新油の価格+廃油の費用+交換の人件費+運搬費用を考えれば、簡単にホイホイ出せる金額ではありません。

この発電機は空調が効いた地下発電機室内、つまり極めて良好な安定した環境に設置されていますが、それでもエンジンの底で潤滑油を貯めている「オイルパン」は、清掃が必要な状態でした。

オイルパン清掃

ポンプを使ってオイルパンから潤滑油を抜いても、タール状に変質した潤滑油はオイルパンの底に残ってしまいます。それを掃除機を使って擦り、吸い取るのです。

掃除機で吸い取る

吸い取った後

ようやく、オイルパンの「底」が見えました。オイルパンの全ての区画で、この清掃作業を繰り返します。もしもこのタール状の汚れを放置すれば、いつかオイルポンプに吸い上げられて、潤滑油フィルターを詰まらせ、油圧低下を招き、エンジンを潤滑不良で痛めてしまいます。特に擬似負荷運転する前には、十分にご注意ください。


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