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スラッジ除去装置

スラッジ除去装置のメリット

燃料小出槽に堆積したスラッジによる
燃料フィルター目詰まりを未然に防ぎます。

ユニット型の為後付け工事が容易です。(工事期間1日)

工事の際、仮設発電機、仮設燃料タンクが不要です。

非常用発電機の寿命を長くすることにも繋がります。

  • 非常用発電機のスラッジ除去装置の内部

    スラッジ除去装置の内部

  • 非常用発電機のスラッジ除去装置の設置

    スラッジ除去装置の設置

  • 非常用発電機のスラッジ除去装置の運転

    スラッジ除去装置の運転

スラッジ除去装置とは非常用発電設備における燃料油(A重油)の長期保管により、燃料小出槽底部に沈殿した不純物を除去する為に燃料油を電動ポンプによりストレーナと油水分離器に通して循環させるユニット型装置です。

スラッジ(不純物)によるエンジントラブル

非常用発電機の長時間運転時等が理由で、燃料小出槽の燃料が減少している時に新油を勢い良く給油することにより、底部に溜まっていた不純物が撹拌されます。地震等の大きな揺れなどにより、同様の現象が発生します。不純物が撹拌された燃料油により燃料フィルターを詰らせ、ディーゼルエンジンが運転できなくなります。スラッジ除去装置を使用し不純物を取り除くことで、万が一の災害時にも安心して非常用発電機を運転させることができます。

燃料タンクにスラッジ(不純物)が溜まる理由

燃料タンクの中に燃料を入れっぱなしにしておくと、寒暖差や空気との酸化により、タンクの内部にスラッジ(不純物)、錆となり、燃料タンクの底に汚泥が溜まります。定期的に発電機を使用したり、点検を実施していれば、発電機の作動時に燃料がタンクの中でかくはんされるため、スラッジが溜まりにくい状態になりますが、ほとんど、動かす機会がなく、また、点検やメンテナンスを怠っている場合、スラッジが非常に溜まりやすい状態と言えます。

スラッジ対策

スラッジ対策として、スラッジを極力溜めないようにするためには、定期的な点検が必要不可欠です。スラッジ除去装置でスラッジを予防できたとしても、定期的な点検を行っていないと、燃料タンクにも影響を及ぼします。燃料タンクも定期的に清掃を行うことも重要です。また、燃料タンクも原則1年に1回以上の点検が消防法により義務化されています。燃料タンクに影響がでると、エンジンが掛からなくなり、燃料タンクごと交換しなくてはいけないケースも珍しくありません。

  • スラッジ点検

    スラッジ点検

  • スラッジ計器

    スラッジ計器

エンジンが始動しない場合

ディーゼル発電機がエンジンが始動しない場合、いくつかの原因が考えられますが、もし、スターターは回るが始動しないといった場合、燃料が供給さされないがために始動しないことも考えられます。こういった場合、燃料コックが閉まっている、燃料タンクが空、エアが入り燃料が落ちている、フィードポンプの故障、フィルターの目詰り、燃料の凍結が主な原因です。


※東日本・中日本・西日本高速道路株式会社 非常用発電設備標準仕様書(低圧用)において平成27年7月にスラッジ対策の性能を規定。 ※ストレーナーの網目60メッシュ以上、スラッジ除去装置の網目は30μm以下。上記仕様を満足しているストレーナーとフィルターを装備しています。